何を考えているのやら


日本の福祉は大丈夫か?

海外旅行の最中、事故でご主人を失ったご遺族から質問があり、「遺族年金がある期間止まるかもしれないという通知が来た」とのことだった。
意味が分からず通知を見てみると考えられない内容だった。

海外で事故で亡くなられたため、その旅行先の国から賠償金を受けとった場合、その金額のうち生活費(逸失利益)とみなされる相当額が含まれている場合は一定期間、遺族年金の支給を停止するとのことだった。

何を考えているんだ!

賠償金は所得なのか?
儲けなのか?
賠償金もそれで一生食べていけるような大きな金額ではない。
何よりも、最愛の家族が亡くなっているのだ。
それを、「賠償金である時期までの生活費は保障されたので、その時期は、遺族年金を停止します」って言いたいのか?
突然、大黒柱を失って何とか気持ちを整理しながら生活しているご遺族の事を考えると許せない。

亡くなったご主人が勤続中に掛けていた厚生年金の中にある、ご遺族への制度で遺族年金を受け取る権利がこういう形で失われる事実を知っている方が、どれくらいいるだろうか?
賠償金を受け取ろうが、高い社会保険料をちゃんと払ってきたご主人が亡くなった時の遺族への福祉を奪う今の制度には、不信感しかない。

遺族年金の受給権と賠償金は別物だろう。

老後の年金も「ちゃんと払ったところで、いろいろ理由をつけて誤魔化して払わないのではないか?」

自助努力の時代とはいえ、福祉の在り方があまりにお粗末で怒りを覚えた。