今日は息子の剣道の試合があった。
なんと初めて3位に入賞した。
だいたい1試合目の出だしでかたくなり、一本取られることが多かったのだが、今回は最初から集中して試合に臨んでいたので息子に聞いてみた。
「なんで今日は最初から力まず試合が出来たと?」
「えっとね、いつも心の準備ができてないけ、いつもドキドキしよった。でも今日は、会場に入る前から勝つことをイメージして試合に出たと。そしたら相手の動きがよく見えて練習通りできた。お父さんありがとう」
息子は「素直」なので、私が言ったことを彼なりに一生懸命考えて実践したのだろう。
運動神経があまりよくなく、物事をとらえるスピードもさほどよくない、いじめられっ子だった息子が、一途に「強くなりたい」という理由で始めた剣道。
毎日厳しく注意を受けて半べそかきながら前を向いてがんばっている姿は、私も学ぶところである。

彼にとって剣道ははじまったばかり。
しかし今日自分で勝ち取った「3位」は、今後の剣道人生に大きなきっかけになったはず。
私も親として負けてられないと思った今日の体験であった。