最近、M&Aによる勢力図の変化が加速度的に起こっている。
ある大手が買収を発表すれば、株価・為替が大きく変動し経済に大きく影響を及ぼす。

日本でM&Aというと、あまりいい印象を持っていない方が多い。
現在の会社のシステムでは、ホールディングスを置いて戦略的に事業拡大を試みるケースが多い。

ホールディングス(持ち株会社)とは、他の株式会社を支配する目的で、その会社の株式を保有する会社を指す。
さらには、子会社の株式の取得価格(最終の貸借対照表において別に付した価格があるときは、その価格)の合計額の当該会社の総資産の額に対する割合が50%を超える会社」を持株会社と定義している。

合併というめんどくさいことをしなくても、スピーディーに傘下におさめ、事業拡大が出来るという時代なのだ。
そしてもう一つ言えることが、ホールディングス(親会社)の会計と子会社の会計は別会計で、親会社が悪いからと言って、子会社が悪いとは言えないのである。

日本では親=子、一蓮托生みたいな古臭い考え方がいまだに残っているが、仕組みを考えて企業評価して頂きたいものだ。

今からはすさまじいスピードで変化していくことが予想される。
経済の構図が大きく変わるこれからの時代に、輪をかけたように今まで経験したことない少子高齢化を迎える母国に危機感を感じるのは私だけなのだろうか?