たった今、大阪から帰ってきた。
旅の途中で「なんばグランド花月」に立ち寄った。
そこでは「さすが」と感じるプロの漫才を観せてもらった。
お笑いの世界は師匠・弟子の関係は絶対だ。
どんなにベテランでも師匠を師匠として立てて腕を磨いていく。

あるニュースでみたのだが、新入社員の態度がよろしくないという。
企業のレベルによって違うと思うが、記事を読んで思うのが、「仕事に対する姿勢」と「聞く姿勢」がおかしいのだ。
妙な「平等」という考えがある。
確かに上司の善し悪しはあるだろう。だが、言うことを聞かない、素直じゃなく自分を正当化する人間が、将来いい上司になれるとも思えない。

上下関係とは社内の秩序を守り、統率をとるために必要なことだ。自分が正しいと言うのであれば、結果で示してこいというのが上司の言いたいことだが、これを被害妄想でとる、やらない輩が多いということだ。
そしてできない輩の共通点は必ず「立場」「経験値」という逃げ道を作って全力で仕事をしない。

私が「なんばグランド花月」で観たプロの世界には、そんな甘い自分擁護の人間はいなかった。そんなことをしていては生き残れないからだ。しっかりとした軸をもった上下関係と規律があるからこそ、素晴らしい文化と最高のパフォーマンスを起こすのだろう。 

今回の旅は、いい充電ができた。