最近、新規代理店スカウトをして感じる事がある。
それは、保険会社を複数社扱えば、「契約が上がりやすい」「保険料が安いところを選択出来る」「継続率のリスクを軽減出来る」と思っている方が多数いるということだ。
知らないから仕方ないと言えばそこまでだが、この業界が嫌われる要因がそこにもあるように思う。

現在は治療法も多様化しており、医療保険ひとつ見てもコンサルティングが必要となっている。
医療保険を軽視し、適当に扱っていたり、「安い」ということを売りにして販売しているような営業や代理店からは加入しないことをお勧めする。

保険は「物を買う感覚」では必ず失敗する。
「お守り代わり」「おつきあい」「安ければ・・・」「死なないから」「高額医療で返ってくるから」など、低レベルで考えるような道具ではない。
人間は必ず死ぬ。
どんなに金持ちでも貧乏でも「死」は平等に来る。
「死」を意識しない生き方こそが愚かであり、何を込めて生命保険を掛けるか考える必要があるのではないか?

人生全体をクライアントと共に「イメージ→把握する」ことで見えてくるリスクに優先順位をつけて、コンサルタントが対策を考えていく。
その対策をクライアントが把握出来るように提案していく。
このコミュニケーションが顧客満足度に大きく左右する。
代理店は事業者であり、クライアントに「何を提供するのか?」を常に意識し、「代理店としてブランディングすること」は欠かせない。

目先のテクニカルな手法が消費者に氾濫している中、王道でもある「コンサルティングができる代理店」を世の中に輩出させることが、「社会活性化」「業界を変える」ことに貢献できると私は信じている。